猫俳句大賞

スタッフより

2023/03/04

ドラマ「俳句先輩」3/27から四夜連続放送! 紅ゆずるさん、堀本裕樹さんインタビュー

3/27(月)より四夜連続放送が決定した日テレプラス・ひかりTV共同制作ドラマ『俳句先輩』。原作である『春夏秋冬 雑談の達人』の著者は、猫俳句大賞審査員も務める堀本裕樹さんです!俳句・季語をテーマとした話題のドラマについて、俳句先輩を演じる紅ゆずるさん、堀本裕樹さんにお話を伺いしました。

ドラマ『俳句先輩』は、区役所に勤める「男子くん」の部署に、特命リーダーとして「俳句先輩」が異動してくるところから始まります。「暦とともに生きている」が口癖の俳句先輩は、日々の何気ない会話にも季節感が溢れており、その秘密は俳句で重要な「季語」にありました。季語マスターである俳句先輩によって、男子くんは天気・服装・年中行事・動植物など、これまで見過ごしていた季語の魅力を知ることになる――というのが本ドラマのストーリー。この謎めいた俳句先輩を演じるのが、元宝塚歌劇トップスター・紅ゆずるさんです。まずは紅さんに、このドラマの主演が決まった時の心境をお聞きしました。

紅ゆずるさん
宝塚音楽学校の三次試験面接のとき、「何かインパクトのあることをやらねば」と思い、当時父が俳句好きだったことを思いだして、「特技は俳句です!」といって面接官の前で自作の句を披露したんです。季語も入っていない、ただの五七五だったのですが、あのときの選択が今の人生につながっているんだな、と。今回のお話をいただいたとき、何事も縁で成り立っているのだな、と思いました。

――人生を左右する大事な場面で、とっさに五七五を作れる大胆さと発想力、素晴らしいですね!紅さんが感じる俳句の魅力とは何でしょう。

紅ゆずるさん
春夏秋冬の四季の中で育まれた日本人の自然観、美意識、細やかさ、独自の着眼点、そういったものの結晶が俳句ではないかと思います。日本には古来から山を御神体として崇めたり、さまざまな自然物に神が宿っている、という考え方がありますが、俳句は自然と密接につながっている日本人ならではの文化であると感じます。季語という季節感が凝縮された美しい言葉を知り、俳句の豊かな世界に触れることで、日常生活もより味わい深いものになるのではないでしょうか。このドラマを通して、多くの方に美しい季語を知っていただけたら嬉しいです。

――ありがとうございます!物語の中でどんな季語が登場するのか今からとても楽しみです。続いて、堀本さんに『春夏秋冬雑談の達人』のドラマ化が決まったときの感想をお聞きしました。

堀本裕樹さん
ドラマ化のお話を聞いて、最初はびっくりしました。『春夏秋冬 雑談の達人』には、「春夏秋冬の季語を通じて、日常生活やビジネスの場などで行われる雑談のプラスになれば」というテーマがあり、この本をきっかけに俳句にも興味を持ってもらえれば、という思いも込めていましたが、ドラマになることはまったく想定していなかったので(笑)。今は「俳句先輩」がどんな風に拡がっていくのか、わくわくしています。

――堀本さんにとっても、ドラマ化は予想外の出来事だったのですね。ところで、紅さんが演じる主人公の俳句先輩とはどんな人物なのでしょう。季語を極めた特命リーダーであり、番組公式ページのビジュアルからみてもスタイリッシュで謎めいた印象です。

紅ゆずるさん
季語をマスターし、俳句を愛している……というより、季語おたく・俳句おたく的な要素が強い人物です。普段は標準語ですが、家に独りでいるときは大阪弁だったり、スマートに見えるけれど、どこか三枚目の部分がある、ギャップのあるキャラクターですね。私は舞台で悪役を演じることもあり、そういった際には悪役にも自分が信じる正義、行動理念がある、と考えながら役作りを行っているのですが、俳句先輩も感覚的にそれに近いような気がします。自分の滑稽さに気づいていない、俳句先輩の愛すべきおたく気質を表現できればと思っています。

――俳句先輩、意外に親しみやすそうなキャラクターかもしれませんね。クールでかっこいい紅さんはもちろん、コミカルなシーンも楽しみです!堀本さんは、俳句先輩を演じるのが紅ゆずるさんと聞いたとき、どう思われましたか?

堀本裕樹さん
紅さん、ドンピシャではまっている!と感じました。俳句先輩は表向きはクールな二枚目の雰囲気ですが、実は滑稽な部分が隠れていて、その二面性を違和感なく演じていただけるのでは、と思っています。俳句先輩は素に戻ると大阪弁になりますが、大阪出身の紅さんならばっちりでしょう。このドラマによって、何気ない雑談の中にも溢れている季語を、視聴者の方に自然な形で知っていただけたら嬉しいです。こんな面白い季語があるんだ、歳時記を広げてみよう、俳句を作ってみよう、といった感じで皆さんが俳句の世界につながってくれたら嬉しいですね。

――紅さん、堀本さん、本日はありがとうございました!

◆「俳句先輩」放送日程
日テレプラス・ひかりTV共同制作ドラマ「俳句先輩」は、一部編集違いの演出、「俳句先輩」目線のシーンを加えた「俳句先輩〜暦とともに生きる者編〜」を日テレプラスで3月27日(月)21:30から放送し、「男子くん、女子ちゃん」目線のシーンを加えた「俳句先輩〜暦を知りゆく者編〜」を「ひかりTV」の独自編成チャンネル「ひかりTVチャンネル」で同日22:00から放送します。それぞれのバージョンをチャンネル横断的に視聴することで、よりドラマの世界観にハマることができる構成になっています(日テレプラスHPより)。

「俳句先輩 〜暦とともに生きる者編〜」(全4回)
3月27日(月)~30日(木)4夜連続
各話 21:30~22:00
日テレプラス番組特設サイト

「俳句先輩 〜暦を知りゆく者編〜」(全4回)
3月27日(月)~30日(木)4夜連続
各話 22:00~22:30
ひかりTVチャンネル番組特設サイト

2022/06/03

猫俳句大賞スポンサー募集

猫俳句大賞では、現在「第四回猫俳句大賞」
のスポンサー企業を募集しております。

コンテスト、メディア紹介などによる企業・サービス
認知度アップ、捨て猫保護や里親探しを行う団体への
寄付を通じた社会貢献活動など、スポンサー皆様の
イメージアップに貢献できればと存じます。

★猫俳句大賞から書籍も生まれました!『猫は髭から眠るもの』(幻冬舎)

猫俳句大賞のスポンサー協賛メニューは
1:冠スポンサー
2:公式サイトバナースポンサー
の2つをご用意しておりますが、それ以外の
御相談も柔軟に対応できればと思います。

猫俳句大賞スポンサーにご興味のある方は、
下記フォームよりお問合せくださいませ。
https://nekohaiku.com/contact

お問い合わせ内容欄に「資料希望」とご記載のうえ
送信いただければ、担当者より資料をお送りいたします。

ぜひ、お気軽にお声がけくださいませ!

2022/05/23

堀本裕樹&新井素子「つくらない猫句会」6/5開催!

猫俳句大賞発の書籍『猫は髭から眠るもの』(幻冬舎)刊行を記念し、
俳人・堀本裕樹さんと小説家・新井素子さんのトークライブイベント
「つくらない猫句会」が開催決定しました!

堀本さんが猫俳句大賞約3万の応募作より厳選した猫句リストから、
参加者は好きな3句を選句。みんなで選んだ理由や好きなポイントを
語り合いながら、人気ランキングを発表します。

堀本さんと新井さんの猫トーク、作品解説を聞きながら、気軽に俳句の
世界を楽しめるイベントです。俳句を「つくらない」句会ですので、
初心者の方も安心してご参加いただけます。

〈開催日時〉
2022年6月5日(日)14時開始〜16時終了予定(開場13時30分)
会場にて『猫は髭から眠るもの』先行販売(税込1,210円)。
イベント終了後サイン会あり。

〈開催場所〉
「crotchet / cafe (クロチェットカフェ)」
東京都杉並区本天沼1-1-13 ネコビル 1F
(JR阿佐ヶ谷駅から徒歩13分)

会場参加だけでなくオンライン参加も可能です。
お申し込み・詳細は下記を御参照ください。
皆様のご参加をお待ちしております!
https://nekokukai0605.peatix.com/